相葉 月9「貴族探偵」完走に自信と感謝 撮了で決め台詞もじる

[ 2017年6月19日 06:33 ]

嵐の相葉雅紀が主演を務める“月9”ドラマ「貴族探偵」のロゴ(C)フジテレビ
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 フジテレビ“月9”ドラマ「貴族探偵」(月曜後9・00)の主演を務める嵐の相葉雅紀(34)とヒロインを務める女優の武井咲(23)が19日までにクランクアップした。この日、番組公式サイトで発表された。

 1987年4月からドラマ枠になり、数々の名作・ヒット作を生んだ“月9”の30周年を飾る作品。相葉が大役を完走した。

 公式サイトによると、約3カ月の撮影を終えた相葉は「この3カ月、全力で頑張らせていただきました。とても生きているという感じでした。この現場を乗り越えたというか走り切れたというのは、すごく自信につながると思います」と手応え。「スタッフの方や他の皆さんはまだ撮影が続きますが、撮影などという最高の雑事を頑張ってください!(笑) 一足先に上がらせていただきます!本当に皆さんありがとうございました!」と劇中の決め台詞「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」をもじり、ユーモアたっぷりに感謝した。

 武井も「長いようで、撮影していたらアッという間に過ぎていった気がします。とにかくスタッフの方のチームワークが良すぎて、明るくて笑い声の絶えない、とてもアットホームな現場で、楽しい時間を過ごさせていただきました。そして何よりも、こんなに豪華な出演者の皆さんの中でお芝居ができたことは、本当に財産になったと思います。たくさん勉強をさせていただきました。本当にお世話になりました。ありがとうございました」と振り返り、謝辞を述べた。

 原作は、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した2011年の「隻眼の少女」など、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才・麻耶雄嵩氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」(集英社文庫)。「貴族探偵対女探偵」は14年に本格ミステリ・ベスト10の1位。己を「貴族」と名乗り、年齢も家族も住所も本名も不明という探偵(相葉)が召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性との会話を楽しみ、遊びに興じながら優雅に事件を解決に導く姿を描く。新米探偵・高徳愛香(武井)は事あるごとに事件現場で貴族探偵に出くわし、推理対決を繰り広げた。相葉が15年4月クールに“月9”初主演した「ようこそ、わが家へ」のスタッフが再集結した。

 最終撮影は天幕の中のシーン。ドラマ最後の推理が披露される緊迫の撮影の中、一足先に武井がクランクアップし。メイン演出の中江功監督(54)から花束が渡され、盛大な拍手が送られた。中江監督の勧めにより、貴族探偵のイスに武井が座り、相葉がイスの横に使用人のように立つという構図の記念撮影。2人は笑い合い、スタッフも爆笑。固い握手を交わし、相葉の「これからも頑張って」というエールに、武井は「ありがとうございます」と満面の笑みを返した。

 その後、相葉がクランクアップ。「ようこそ、わが家へ」に続き、中江監督から花束が贈られ、2人は抱き合う。相葉のあいさつに、この日一番の大きな拍手が沸き起こった。相葉がスタジオを出ると、そこには武井ら共演者とスタッフが手をつないで作った“人間トンネル”。貴族探偵の別称「御前」コールの中、相葉はハイタッチで「ありがとうございます!」とくぐり抜けた。

 19日に第10話、26日に最終回が前後編として放送される。

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2017年6月19日のニュース