元女性マネ準備着々 再び芸能の世界に 香取、草なぎ、稲垣と合流へ

[ 2017年6月19日 09:00 ]

元SMAP香取&草なぎ&稲垣独立

香取、草なぎ、稲垣のジャニーズ事務所退社を報じるスポニチ本紙
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 香取慎吾(40)草なぎ剛(42)稲垣吾郎(43)が独立を決めた背景には、昨年1月の分裂・解散騒動で事務所を退社した元女性マネジャーの存在がある。同年2月に退社した直後、周囲に「もう芸能の仕事には携わらない」と話しており、芸能界と決別するつもりだった。昨年の夏には大手免税店「ラオックス」の関係者と、日本コンテンツの海外発信事業などを手掛ける新会社も設立した。

 ところが、同年8月にSMAPの解散が決定。メンバー独立の目が出てきたことで「もう一度、一緒にやりたい」(関係者)との思いが膨らんだ。その後、メンバーや大手芸能事務所の関係者、SMAPのレコード担当者、クリエーターらと頻繁に連絡を取るようになっていった。

 実際に元女性マネジャーのエンターテインメントビジネスへの復帰は水面下で具体化している。今年12月に千葉市の複合商業施設「千葉ポートスクエア」にオープンする劇場の舞台製作が、その第一歩となる。内容は地方の人気劇団による公演。現時点で元SMAPメンバーの出演は「100%ない」(関係者)というが、今回の独立で将来的に参加する可能性も出てきた。

 元女性マネジャーは昨年12月、夏に立ち上げた新会社の社長に就任。ただ、この会社が元メンバーの受け入れ先になる可能性は低く、新しい受け皿を用意するとみられる。先月にはジャニーズ事務所時代の腹心だった男性マネジャーが事務所を退社しており、時期をみて合流することも間違いなさそうだ。

 戦後最大のアイドルグループであるSMAP解散の端緒となったのは、女性マネジャーと事務所との確執だった。メンバー間の分裂も浮き彫りになり、女性マネジャーは周囲に「これ以上、亀裂が入るようなことをするつもりはない」と話していた。テレビのバラエティー番組が活動の中心である中居についても「事務所に残った方がいい」と勧めていたという。

 今回、香取らが独立という道を選んだのは、長年苦楽をともにしてきた女性マネジャーとの関係があったからだ。それが再びSMAPメンバーを分裂させることになったのは必然だが、残念な結果ではある。

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2017年6月19日のニュース