つんく♂ 近大新入生にエール「今を、大学生活を楽しんで」

[ 2017年4月2日 05:53 ]

近畿大学の入学式で校歌に合わせギターを演奏するつんく♂
Photo By スポニチ

 音楽プロデューサーのつんく♂(48)が1日、4年連続でプロデュースしている母校の近畿大(大阪府東大阪市)の入学式に出席した。

 15年の入学式では喉頭がんに伴う声帯摘出を明かして話題になった。この日はモニターメッセージで新入生約7500人に「僕は声を失っても今も楽しいです。こうやって皆さんに会えるのも本当に幸せ。皆さん、今を楽しんでください。大学生活を楽しんでください」と激励した。

 現在は、胃にためた吸気を逆流させ、食道の一部を振動させて声を出す「食道発声法」の習得中。この日は明らかな“肉声”を聞かせることはなかったが、フィナーレの校歌斉唱でギターを弾きながら「近畿大学〜」と口を動かす場面もあった。

 関係者によると、すでにスタッフとの打ち合わせなどではモニターを一切使わず、食道発声法による発声のみで意思疎通している。まだ完全習得とはいかないようで、聞き慣れない人には内容が半分ほど通じるのみという。静かな環境でないと聞こえないほどの声量だというが、近い将来、新たな声が聞ける機会が訪れるかもしれない。

続きを表示

2017年4月2日のニュース