「住みます芸人」のそれぞれ 現地でバツイチ女性と真剣交際、ご近所さんは“麻薬王”…

[ 2017年1月12日 10:30 ]

「住みますアジア芸人」の(前列左から)ほりっこし、太田拓朗、三木奮、中川新介、井手一博、KLキンジョー、(後列同)アキラ・コンチネンタル・フィーバー、山口健太、浦圭太郎、濱田大輔、はなずみ
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 ゆる〜い歌ネタ「Tidak ApaApa」がインドネシアでじわじわ浸透中だ。

 トリオの芸人が手をクロスしながら体を伸び縮みさせ、やる気のない感じで「ティダ、アパ〜パ(問題ないさ〜)」と合唱する。ミニコントとゆるゆるフレーズの連呼に、思わず「もういっぺん見てみよう」と思ってしまう。Youtubeで200万回以上再生されている、このネタはインドネシアの住みます芸人「ザ・スリー」が作ったもので、日本では無名ながらも現地でプチブレーク中だ。12500店舗以上を展開する最大手のコンビニエンスストア「インドマレット」のCMにも起用されている。

 関係者によると、「インドネシアの人が小さいことは気にせず、まったく怒らないことをいじったネタ」だそうで、例えばレストランですべてのメニューが売り切れていても“まったく気にしない”国民性とか。そこに注目したザ・スリーが、昨年7月の現地のオーディション番組「GO SHOW」に参戦。準優勝したことから数々の音楽番組などに出演し、2カ月間で30本以上にもなったという。

 1年7カ月前、吉本興業の「住みますアジアプロジェクト」の一環で11組16人の芸人がアジア6カ国・地域に移住した。アジアに笑いを届けるのが目的で、ザ・スリーはその中の1組。現地での生活が1年を超え、会話ができるようになってから急に良い方向に転がり始めた。メンバーの濱田大輔は、3歳の子供を持つインドネシア人のバツイチ女性と結婚を前提に交際中でゴールインも間近という。住みますフィリピンのほりっこしは、現地の言葉を習得するためホームステイ先を飛び出し、東洋一と呼ばれる危険地帯にお引っ越し。11人兄弟とともに15人で住んでいる。本人いわく「向かいには麻薬王が住んでいた」というところで毎日を楽しんでいる。

 「お金がなくてギリギリの生活でもみんなとにかくタフ。笑い飛ばして生きている感じですね」(関係者)。日本では出番がなくても、世界ではワンサカ露出する場所はある。2013年にはCOWCOWの「あたりまえ体操」がインドネシアで大人気に。Youtubeで500万回以上再生されている。

 現地で売れてからの日本への“住みます逆輸入”も今後は十分ありうる。ピコ太郎とはまた違った形で世界的に売れる“住めば都芸人”が出れば時代は変わる(記者コラム)。

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2017年1月12日のニュース