勘九郎、三谷幸喜氏に謝罪 「真田丸パクリ」発言で“抗議メール”

[ 2016年7月27日 12:58 ]

舞台「真田十勇士」製作発表会見に登場した中村勘九郎

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(34)が主演する舞台「真田十勇士」製作発表会見が27日、東京・麹町の日本テレビで行われ、中村をはじめ、加藤和樹(31)、加藤雅也(53)、篠田麻里子(30)、浅野ゆう子(56)ら総勢15人のキャストが顔をそろえた。

 14年1月から東京、大阪で上演され、勘九郎が真田幸村を支える猿飛佐助役で主演し、スピード感あふれる時代活劇として大ヒットした舞台の再演。初演と同じく脚本をマキノノゾミ氏(56)、演出を堤幸彦氏(60)が手掛ける映画版も同時期に公開される。

 20日に大阪市内で同作の会見に出席した際、勘九郎が現在放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」(日曜後8・00)への対抗心を露わにする発言をしたことでも話題となった。この発言について自ら切り出した勘九郎は「大阪という土地柄、つかみが必要だと思って、(「真田丸」の脚本の)三谷(幸喜)さんのパクリ発言をしたんですが、すぐに三谷さんから『こっちが先だ!新選組の時点で、次は真田幸村をやると言ってたんだもん!』とかわいいメールが来ました」とてん末を告白。「三谷さん、ごめんなさい」と三谷氏に謝罪しつつも「真田イヤーに乗っかって、食う勢いでやりたい」と力を込めた。

 演出の堤氏は再演ということで「映画もあいまって大ブームになると確信しております。いろいろなところに手を加えていきたい」と意気込み。出演者の面々には「一言にいうと、大変です。覚悟の上、ご参加いただきたい」とメッセージを送った。これには勘九郎も「内心凹んでます」と思わずもらし、笑わせた。「幕が開いた時からエンディングまでしゃべりっぱなし、動きっぱなし。精神的にも負けて散っていく者たちなので、終わった後の疲労度は凄い」としみじみ。「本当に監督はおかしい。毎日、日替りネタが送られてくるんです。毎日新鮮な気持ちでやるが、まあまあくだらないことが送られてくる。やるのは僕なので。今回もあるんでしょうね…」と監督のムチャぶりに苦笑いを浮かべた。

 東京公演は9月11日から新国立劇場・中劇場にて上演される。

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2016年7月27日のニュース