なぜ?女性に高い支持の“猫ドラマ”「ほっこりしてよい」

[ 2016年6月17日 18:23 ]

ドラマ「グーグーだって猫である2」の完成披露試写会に顔をそろえた(左から)前田敦子、長塚圭史、宮沢りえ、黒木華、田中泯

 「ネコノミクス」と称されるほど空前の猫ブーム。ネット媒体や雑誌では多くの”猫特集”が組まれ、2015年の猫飼育数は、これまで大きな開きがあった犬飼育数に迫る勢いを見せている。テレビ番組でも猫特集は大好評の中で、猫好きにはたまらない癒しのドラマ「グーグーだって猫である2」が11日からWOWOWプライムでスタートした。

 漫画家・大島弓子氏の自伝的コミックエッセイが原作で、第1作が14年に放送されその好評を得ての第2作。主演の宮沢りえをはじめ、長塚圭史、黒木華、田中泯らが再度集結し、前田敦子、イッセー尾形、西田尚美という個性豊かなキャストも新たに加わった。

 少女漫画家である主人公の執筆風景と、そのまわりで繰り広げられる人間模様を丁寧に描いた心温まるドラマの中で、その悲喜こもごもの合間に挿入される猫たちの愛くるしい姿はドラマの登場人物たちはもちろん、視聴者の心もなごませる効果を与えている。

 WOWOW加入者を対象とした「WOWOWウォッチャー」(データニュース社、東京)によると、初回満足度は3・86(5段階評価)と高満足度の基準3・7を初回から上回る好スタートを切った。特に女性からの支持が高く、女性満足度は4・67。視聴者の感想をみても「ほっこりしてよい」(50歳女性)、「ほんわかストーリーに癒される」(56歳女性)など“癒やし”を求める女性視聴者が多いようだ。

 WOWOWでは「グーグーだって…」以外にも小林聡美主演の「パンとスープとネコ日和」(13年・7月にはリピート放送)など、女性が好む“癒し系”ドラマに定評がある。たびたび登場する猫とのふれあい風景はもちろん、地上波ドラマのテンポや雰囲気とはひと味違った時間の流れが心地よい。

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2016年6月17日のニュース