東出昌大  羽生3冠なりきり!“実物”メガネ効果ニンマリ

[ 2016年6月17日 05:30 ]

映画「聖の青春」で羽生善治3冠を演じた東出昌大

 俳優の東出昌大(28)が、映画「聖(さとし)の青春」(監督森義隆、今秋公開)で将棋の羽生善治3冠(45)を演じる。

 98年に29歳でぼうこうがんのため亡くなった天才棋士、村山聖さんの生涯をつづった同名ノンフィクション小説が原作。羽生は同世代で「東の羽生、西の村山」と並び称された最大のライバル。村山さんが亡くなった直後に広島の自宅に弔問に駆けつけるなど、深い友情でも結ばれていた。

 東出はもともと将棋が趣味。羽生になりきるため対局の映像などを見て、所作やたたずまいを研究。1月のクランクイン前に本人と対面し、96年に史上初の全7冠を制覇した当時、着用していたメガネを贈られ、「大変ありがたく、光栄でした」と感謝。メガネの効果もあり、うり二つの姿は現場で関係者を驚かせていた。

 村山さんを演じる松山ケンイチ(31)とは、実際の棋譜を覚えて2時間半に及ぶ対局シーンを撮影。「この作品は人生、青春、生きがい、誇り、尊い多くのものが映っています。一人でも多くの方に見てもらいたい」と自信を見せている。

 羽生は映画化について「彼(村山さん)の存在の大きさを感じました」と感慨ひとしお。「自分も出てくるので気恥ずかしいところもありますが、東出さんに演じていただいたのはとても名誉なこと」と喜んでいる。村山さんの師匠をリリー・フランキー(52)、母を竹下景子(62)、弟弟子を染谷将太(23)が演じる。

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