熊本に元気届けた!キムタク&長瀬&岡田、石原軍団炊き出し参加

[ 2016年6月13日 05:30 ]

炊き出しスタート前にスタッフにあいさつをする舘ひろし

 11日から熊本県益城町の総合体育館に隣接する陸上競技場で石原プロが行っている炊き出しに12日、ジャニーズ事務所のSMAPの木村拓哉(43)、TOKIOの長瀬智也(37)、V6の岡田准一(35)が参加した。3人だけで公の場所を訪れるのは初めて。俳優・舘ひろし(66)の指導を受けながら焼きそばやおしるこなどを調理し、同町で避難生活を送る人々に元気を注入した。

 炊き出しの列に並んでいた人々から歓声が起こった。焼きそばを作っているスタッフの中に木村と長瀬、おしるこを混ぜているのは岡田。「え?」「なんで?」などの言葉が交錯した。炊き出し用に配布された食事券は避難生活をしている人に限られるが、インターネットなどを通じて情報がすぐに広がり、強い雨にもかかわらず会場の周囲にはたくさんの人が訪れた。3人初のそろい踏みに、感激で泣きだす20代の女性もいた。

 石原プロを支え続ける俳優・渡哲也(74)のマネジャーに、04年に渡とドラマ「弟」で共演した長瀬が「炊き出し、やらないんですか?」と聞いたことが、今回の参加のきっかけとなった。すでに石原プロが炊き出しを計画していたこともあり、長瀬が木村と岡田を誘う形で5月上旬に現地に向かうことが決まった。

 3人は映画賞「石原裕次郎新人賞」を受賞しており、岡田はドラマ「反乱のボヤージュ」、木村は「ジョージアコーヒー」のCMで渡と共演するなど石原プロとの縁は深い。木村は炊き出しの開始前にスタッフに向け「日頃から石原プロさんの行動力には魅力を感じていて、ぜひ参加したいと思っていました。料理には多少自信があるので被災された方々の背中を支えることができれば」とあいさつ。岡田も「力仕事は任せてください」と、全力で被災者をサポートすることを約束した。

 自宅が全壊した田上宏美さん(34)は長男や妹夫婦ら家族8人と体育館で2カ月近く避難生活を続けている。「まさかここで木村さんと会えるとは。料理を食べる前からおなかいっぱいです。いい思い出になりました」と笑顔を見せた。

 午後2時に始まった炊き出しでは約1500人分の食事が提供され、約2時間40分で終了。長瀬は「被災した人々が元気な笑顔を見せてくれて、凄く楽しめました。石原プロの温かみが伝わったと思っています」と話した。降り注ぐ雨を吹き飛ばすような明るい声が、避難所の中に響いた。

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2016年6月13日のニュース