吉本興業、沖縄にエンタメ学校 18年開校へ「人材育成にふさわしい場所」

[ 2016年4月20日 12:55 ]

 吉本興業は20日、世界で活躍できるエンターテインメント人材の育成を目的とした学校法人を沖縄に設立すると発表した。沖縄県内の複数の候補地を念頭に、2018年の開校を目指す。

 同社によると、過去にトニー賞を3度受賞した伝説的ミュージカルスターのヒントン・バトル(59)や、アメリカの人気テレビドラマ「HEROS/ヒーローズ」に出演した日本人俳優、マシ・オカ(41)など豪華講師陣をリストアップ中。また、漫才や演技だけではなく、衣装デザインや照明技術などエンターテイメントを支える「裏方」分野についての講義も充実させる。

 学校の就業年限は2年。短期プログラムや留学制度などの就業形態も用意するほか、講義内容を無料アプリで配信し、沖縄で学ぶことができない生徒にも対応するとしている。

 同社は2009年に沖縄国際映画祭をスタート。以前より「沖縄エンターテイメント・ビレッジ」構想を掲げており、「アジア各国と至近の距離という地理的アドバンテージを持つ沖縄は、アジア全域のエンターテイメント人材の育成・交流のハブとして優れてふさわしい場所です。今回の取り組みによって沖縄県全体の文化振興と経済的効果の循環に多少なりとも貢献できればと願っております」とコメントした。

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2016年4月20日のニュース