C-C-B笠浩二 南阿蘇村で被災も前向く…情報発信し続ける理由

[ 2016年4月20日 14:55 ]

「C-C-B」の笠浩二

 熊本・南阿蘇村在住のロックバンド「C-C-B」のドラマー・笠浩二(53)が、20日放送のフジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜後1・45)に出演。地震時の様子や現在の被災地の状況などを伝えた。

 笠は前日19日に同番組の取材に応じた。14日の前震、そして16日未明の本震について「1回目も怖かったが、2回目の方がやっぱり怖かった」と振り返り、「天井から、何から何まで落ちて今はそのまま」と崩れ落ちた物が散乱した自室を公開。自宅全体に損傷はなく同居している両親にもけがはなかったが、それでも揺れがいかに大きかったかをうかがわせた。

 水は5キロ離れた湧水をくみに行き、情報は電池式のラジオからのみ。そんな状況の中、近所に住む親戚が持つ自家発電機で携帯電話を充電しながら、現地の状況をフェイスブックやツイッターなどSNSで発信し続けた。「ラジオを聞きながら、小さな情報がこんなにも役立つとは思わなかった」。情報を発信する重要性を痛感、自身もできることをやろうと思ったという。

 取材中の19日に水道と電気が復旧し、「温かいものが食べられるだけでも」と感謝した笠。「村全体の状況も発信していきたい」と力強く話していた。

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2016年4月20日のニュース