あんにん脱クール!20歳の挑戦 スパルタ宅間孝行作品で初舞台

[ 2016年3月29日 05:30 ]

舞台「歌姫」でヒロインを演じる入山杏奈

 AKB48のクールビューティー、入山杏奈(20)が初舞台でヒロインを演じる。

 10月5日から東京・池袋のサンシャイン劇場で上演される「歌姫」で、脚本・演出・主演は映画「くちづけ」などで知られる宅間孝行(45)。演出家として役者の限界を肉体的にも精神的にも超えさせる厳しい稽古をする宅間に入山は「怖いです」と不安と緊張をにじませながらも「皆さんに“新しい私”を見ていただきたい」と意欲を燃やしている。

 「歌姫」は宅間が主宰した劇団「東京セレソンデラックス」(12年解散)の代表作の一つ。笑って泣ける珠玉のラブストーリーで、04年の初演後、07年には長瀬智也(37)と相武紗季(30)の共演でドラマ化された。

 宅間は入山にヒロインを依頼した理由について「女優としての可能性、将来性を感じた」と説明。その上で「“これがあの入山杏奈!?”と思わせるような新たな魅力を存分に引き出したい」と徹底指導する構えだ。

 入山は初舞台でのヒロインに「最初は“無理です”と答えました。3週間くらい悩みましたが、舞台を経験した友人から“舞台をやったら変わる”と言われ、私自身も20歳になって新たな挑戦をしなくちゃいけないと思いました」と決断への思いを明かした。

 記憶喪失の男(宅間)と彼に思いを寄せる女性(入山)が漫才のように面白い会話をする場面もある。ふだんはクールな入山だが、自身の笑いのセンスについて「私は自分のことを面白いと思っています。この舞台で、そういう一面を初めて分かってもらえるかもしれません」と笑った。

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