沖縄で“障がい者の音楽コンテスト”地方大会、地元グループが本戦へ

[ 2016年2月28日 15:06 ]

ボーカル兼リーダーの謝花勇武さんを囲むConstantGlowthのメンバーたち

 障がいを持つミュージシャンの音楽コンテスト「第13回ゴールドコンサート地方大会in沖縄」(主催・NPO法人日本バリアフリー協会)が27日、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で行われ、ConstantGlowth(コンスタントグロウ)が優勝。10月10日に東京国際フォーラムで行われる本戦への出場権を手に入れた。

 今年で13回目を迎える同コンサートが、より多くの障がいを持つミュージシャンが出場できるチャンスを作ろうと今回の沖縄大会のほか、前週の福岡大会、仙台(3月5日)、関西地方(5月22日)で予選を開催し、各大会の優勝者には本戦出場権が与えられる。

 今回の沖縄大会には27組がエントリーしたほか、約250人を超す来場者が集まった。審査の結果、地元沖縄県出身のConstantGlowth(曲名=さくらはまだか)が優勝に加え、観客賞をダブルで受賞した。

 ボーカルでリーダーを務める謝花勇武(じゃはな・いさむ)さん(37)は「今回優勝できたのも皆さんのおかげですし、たくさんの方に支えられ、この賞があると思います」と笑顔で話した。

 さらに10月に行われる本戦へ「僕らの音楽を通じて何か面白いだとか、感動するとか、皆さんの心を動かすことができたら満足です。グランプリはもう取ったものと思っています?!と大きな声で言っておけば取れるもんだと思います」と、沖縄大会の代表としての意気込みを伝えた。

 沖縄大会の各表彰は次のとおり。準優勝=仲松佳恋(かれん)さん、観客賞=ConstantGlowth、審査員特別賞=宮城翔(たける)さん

 5月22日の関西予選会(大阪・豊中市A&Hホール)では出場者のほか、音源審査を募集している。詳しくは同コンサートサイトへ。

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