松方弘樹 脳腫瘍の疑い 本人は仕事に意欲も…長期療養へ

[ 2016年2月24日 05:30 ]

体調を崩して入院した松方弘樹。脳腫瘍の可能性も

 俳優の松方弘樹(73)が脳腫瘍の可能性があり、長期療養のためコンサートを降板し、主演舞台を中止すると、主催の「夢グループ」が23日、発表した。

 報道各社へのファクスで、3月1日から6月8日まで45公演を行う予定だったコンサートを降板、6月から公演予定だった舞台「遠山の金さんと女ねずみ」の中止を報告。「一日も早い復帰に向け、今はひとまず治療に専念させていただきたいと本人は希望しております」としている。

 所属事務所によると、松方は今月13日に「体調が悪い」と訴え、かかりつけの都内の病院で診察を受けた。しかし原因が分からなかったため、18日に別の病院に転院。精密検査を受け、そのまま入院した。現在、高熱や頭痛などの目立った症状はないが、体調が優れない状態が続いている。

 事務所の担当者は「松方の体調が悪いことは確か」と話し、原因については「現在は検査中と聞いており、不確かな状態。脳腫瘍の疑いがあるということは聞いていない」と説明。「詳細については、何日か後に検査結果を待って発表する」とした。

 現在、夢グループが降板や中止を発表した公演のほかに、テレビ収録など複数の予定が入っている。松方は仕事に意欲を見せているが、回復の見込みが立たないため事務所が各局に「3月いっぱいくらいまではご迷惑をかけることになるかもしれません」と、出演キャンセルを視野に入れた連絡をしている。

 松方は昨年5月、趣味の海釣りで自己最高の361キロのマグロを釣り上げたほか、最近までテレビ番組などで元気な姿を見せていた。

 ▼福田医院福田伴男院長 悪性か良性かだけでなく、脳腫瘍は多種多様で、さらに発生場所によっても治療法が変わってくる。脳にはたくさんの神経があり、長期的な治療になる可能性が高い。

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