別れは明るい歌声で…ジャパネット高田前社長 最後の商品はマイク型カラオケ

[ 2016年1月16日 05:30 ]

ジャパネットたかたの高田明前社長
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 通信販売大手「ジャパネットたかた」(長崎県佐世保市)の創業者で前社長の高田明氏(67)が15日の放送でテレビショッピング生出演を終えた。最後の商品にはマイク型カラオケを選択し、自ら歌声を披露してPR。明るく別れを告げた。

 ラスト出演となったこの日、午前11時から同社の専門チャンネル「ジャパネットチャンネルDX」で創業30周年を記念した30時間の生放送「楽しいのが ジャパネット」がスタート。

 16日午前0時までの出演となる高田前社長は15日午後11時40分ごろから「最後の商品紹介になりますが、僕は明るい人間。涙を流さずにお別れしたい」と商品のマイク型カラオケで千昌夫の「北国の春」と舟木和夫の「高校三年生」を熱唱した。「26年間のMC生活ですけど、全く悔いはないです。これからも必要とあれば出てきます」。

 高田前社長は1986年に前身となる「たかた」を設立。90年に地元放送局でラジオ通販をスタートし、94年にテレビショッピングにも進出、社長自ら出演して独特の甲高い声で商品を紹介する販売方法で話題を集めて同社を急成長させた。

 スタジオには関係者ら約200人が集結。新社長に就任した長男の旭人氏を紹介する場面もあった。高田前社長は「また違った出会いがあると思う。新社長の下、皆さんに必要だと思われる企業になると思います」とコメントが切れるまでしゃべり続けた。

 今後は高田前社長が代表を務める新会社を通じて講演活動などを行うという。

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2016年1月16日のニュース