KARA解散 人気絶頂時「分裂騒動」…今後は経営者視野も

[ 2016年1月16日 05:50 ]

解散することになった「KARA」(前左から)ギュリ、スンヨン(後列左から)ヨンジ、ハラ

 韓国ガールズグループ「KARA」の解散が15日、決まった。ギュリ(27)、スンヨン(27)、ハラ(25)が韓国の所属事務所と契約を更新しなかった。事務所は同日をもって専属契約が終了したと発表した。

 14年7月に加入したヨンジ(21)は事務所に残留するが、KARAというグループは存続しない。所属事務所は「彼女たちの今後に対し、惜しみない応援を送り幸運を願います」とコメントした。

 2010年8月11日に「ミスター」で5人組として日本デビュー。当日、東京・渋谷の109前で行われたイベントには約3000人が殺到。車道に人があふれて警察官が出動する騒ぎとなり、わずか3分で終了となった。以降、少女時代とともに「ガールズK―POPブーム」をけん引した。

 人気絶頂の11年1月には、待遇面の不満を訴えたスンヨン、ニコル(24)、ジヨン(現・知英、21)が事務所を相手取り、専属契約解除を求める訴訟を起こし「分裂騒動」に揺れたが、約3カ月で和解で収束。しかし14年1月にニコル、4月にジヨンが相次いで脱退。7月にヨンジを加えて4人組で活動を続けてきたが、解散となった。

 関係者は「このままKARAとして活動を続けるより、それぞれがより成熟した芸能活動を行うことを選んだようだ」と話す。

 本来の契約満了日は来月2日だが、3人が別の事務所へ移籍する動きを見せたため、解散が避けられなくなった。3人の今後は未定だが、今後は芸能活動の幅を広げるだけではなく、経営者としてビジネスを展開することも視野に入れている。

◇日本デビュー以降のKARAメンバー変遷◇
2010.8.11 日本デビュー ギュリ、スンヨン、ニコル、ハラ、ジヨン 
11.1.19 分裂騒動が勃発 スンヨン、ニコル、ジヨンの3人が専属契約解除を求め所属事務所を提訴 
11.4.28 3人が無条件訴訟取り下げ 
14.1.16 ニコル脱退 ギュリ、スンヨン、ハラ、ジヨン 
14.4.30 ジヨン脱退 ギュリ、スンヨン、ハラ 
14.7.1 ヨンジ加入 ギュリ、スンヨン、ハラ、ヨンジ 

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