グラミー賞歌手ナタリー・コールさん死去 65歳心臓疾患

[ 2016年1月3日 05:30 ]

亡くなったナタリー・コールさん

 米ジャズ歌手ナット・キング・コール(65年に45歳で死去)の娘でグラミー賞歌手のナタリー・コールさんが昨年12月31日、ロサンゼルスの病院で心臓疾患などのため死去した。65歳。米メディアが1日伝えた。

 1950年、ロサンゼルス生まれ。子供の頃から歌手として活動し、75年のデビュー曲「ジス・ウィル・ビー」が大ヒット。グラミー賞最優秀新人賞などを受賞し、張りのある歌声でスターダムを駆け上がった。

 80年代はセールスが落ち込み、麻薬中毒に陥って一時活動を休止。88年、「ピンク・キャデラック」のヒットで復活。父の曲をカバーした91年のアルバム「アンフォゲッタブル」は、1年以上もビルボードチャートにランクイン。故人の生前の歌声に合わせてデュエットするブームを巻き起こし、グラミー賞の複数部門を受賞した。

 76年の東京音楽祭出場で初来日し、グランプリを獲得。共同電によると08年にC型肝炎感染を告白し、腎臓移植手術を受けていた。

続きを表示

2016年1月3日のニュース