「あぶない刑事」シリーズ完結…来年公開の映画で定年?殉職?

[ 2015年2月3日 05:30 ]

05年の映画「まだまだあぶない刑事」のワンシーン。新作でも舘ひろし(左)と柴田恭兵が大暴れする

 舘ひろし(64)と柴田恭兵(63)による人気刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズが終了する。東映が2日、新作映画「さらば あぶない刑事― long good―bye ―」(監督村川透)の製作を発表。来年公開の同作が最後の作品となる。

 横浜を舞台に型破りな刑事を描き、「あぶデカ」の愛称で親しまれてきたアクション作。新作は05年公開の「まだまだあぶない刑事」以来、11年ぶり。86年のシリーズ1作目のテレビドラマの放映開始から30年の節目で、シリーズが完結する。

 新作の設定は実生活で還暦を超えた現実を反映したかのようだ。鷹山敏樹(舘)&大下勇次(柴田)は定年退職を控えた神奈川県警港署の刑事。事件を解決して無事に退職か、それとも殉職か――というストーリーになる。同僚の浅野温子(53)、仲村トオル(49)も出演。新人刑事だった仲村は、前作から舘と柴田の上司に出世。今作でより上層部となり、時の流れを感じさせる内容だ。

 前作でシリーズは終了したはずだった。復活の契機は12年6月。あぶない刑事の取材で、舘と柴田が久々に対面。ドラマ1作目から企画を手掛けてきた黒澤満氏は「2人ともまだまだ元気で、“できる”と感じた。本当に最後の意味で作ることを決めた」と明かした。昨年秋に正式にオファーし、2人とも了承した。

 クランクインは来月下旬。舘は「足腰は多少パワーダウンしましたが…今でも特技はバイクアクション!」と、ハーレーダビッドソンを乗りこなす場面に期待。柴田は「“さらば”です。いつも通りジョークも添えてスクリーンで派手なお別れパーティーを開きたいと思います」とユーモアたっぷりに語った。

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