「DOCTORS3」「流星ワゴン」…続編・原作ありドラマに高い満足

[ 2015年2月3日 16:26 ]

「DOCTORS3~最強の名医~」主演の沢村一樹(左)と高嶋政伸(C)テレビ朝日

 1月スタートのドラマはこれまで3話から4話の放送を終えた。視聴率では、沢村一樹主演「DOCTORS3 最強の名医」(テレビ朝日)、杏主演「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ)、柴咲コウ主演「○○妻」がそれぞれ平均14%台と好調をキープしている。視聴者の満足度という点ではどのような評価がされているのか検証した。

 データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)によると、初回の満足度トップは「DOCTORS3」で3・97(5段階評価)。初回から高満足の基準3・7以上の高数値を獲得、2話以降も3・8以上をキープし、人気シリーズの底力を見せた。
2位は西島秀俊主演で、人気作家・重松清原作の「流星ワゴン」(TBS)で3・9。こちらも初回から高数値で、第2話も3・82と高かった。

 また、韓国の人気ドラマを草なぎ剛主演でリメイクした「銭の戦争」(フジテレビ)は、初回3・71から徐々に数字をあげ、第4話では今クール最高の4・17を記録した。このように今期ドラマは、ある程度面白さが保証された人気シリーズや、原作のある作品が視聴者の満足度を上げているようだ。

 ではシリーズや原作付き以外のいわゆる「オリジナルドラマ」はどうだろうか。

 オリジナルドラマの初回満足度トップは「デート」で3・73。第2話で3・62と数字を落としたものの、今後に期待がかかる数字だ。2位は「○○妻」で、初回3・6から徐々に上昇し、第3話で3・77と高数値を記録した。また、中谷美紀主演「ゴーストライター」は初回3・44とかなり低い数値だったが、第3話で3・84と急上昇している。どちらも、オリジナルドラマならではの、先が読めない展開に視聴者は徐々に満足度を上げているようだ。

 シリーズ・原作付きドラマは初回から多くの視聴者満足を得ているのに対し、オリジナルドラマは、徐々に満足度を上げる傾向があるようだ。特にオリジナルドラマは、最終回へ向けてのストーリーが予想できないだけに、最後まで満足度をキープできるかどうか注目だ。

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2015年2月3日のニュース