今秋NHK朝ドラは「あさが来た」実業家モデル、初の幕末スタート

[ 2015年1月14日 14:00 ]

脚本家の大森美香氏

 NHK大阪放送局は14日、今年度後期の連続テレビ小説(9月28日スタート、月~土曜前8・00)が「あさが来た」に決まったと発表した。明治の女性実業家をモデルに、激動の時代の大阪を明るく元気に駆け抜けたヒロイン・あさと、陽気に彼女を支え続けたボンボン夫の「おもろい夫婦」を描く第93作。朝ドラ初の江戸時代、幕末からのスタートとなる。

 原案は古川智映子氏の「小説 土佐堀川」。ヒロインのモデルになるのは、時代に先駆けて銀行や生保を設立し、日本初の女子大学設立にも尽力した実在の人物で、豪気・英明な天性から「一代の女傑」と称えられた明治の女性実業家・広岡浅子。「カバチタレ!」「不機嫌なジーン」などで知られる大森美香氏(42)が「風のハルカ」以来、10年ぶりに朝ドラの脚本を務め「身の引き締まる思いです」とコメントしている。

 制作統括の佐野元彦氏は「今、私はフィクションとして、脚本家・大森美香さんと“奇跡の夫婦の物語”を紡いでゆく挑戦にワクワクしています」と話している。

 タイトルは「朝が来ると明るくなる。新しい世界が始まるのです。ヒロインの名前は“あさ”。明るく元気な“あさ”が来ると周りが明るくなる。社会を明るくするドラマにしたい」という思いが込められた。

 現在、放送中の「マッサン」(~3月28日)が第91作。国際結婚した夫婦が本格的な国産ウイスキー製造に奮闘する姿を描く。玉山鉄二(34)と、朝ドラ初の外国人ヒロインとなるシャーロット・ケイト・フォックス(29)が主役。

 第92作は「まれ」(3月30日~9月26日)。石川県能登地方を舞台に、土屋太鳳(たお=19)演じるヒロイン・希(まれ)が世界一のパティシエを目指す姿を描く。

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