元「キャロル」ジョニー大倉さん 肺炎のため死去 62歳

[ 2014年11月27日 11:15 ]

19日に亡くなったジョニー大倉さん。今年4月には復活ライブを行い、ファンの前で熱唱していた

 ロックバンド「キャロル」の元メンバーで俳優のジョニー大倉(じょにー・おおくら、本名大倉洋一=おおくら・よういち)さんが19日午後5時56分、肺炎のため東京都内の病院で亡くなった。62歳。神奈川県出身。27日、公式サイトで発表された。故人の遺志により、葬儀・告別式は親族で執り行う。喪主は長男賢一(けんいち)氏。後日、お別れの会を開く予定。

 同サイトは「ここに生前に賜りましたご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。また、みなさまへのお知らせが遅れましたことを心よりお詫び申し上げます」とした。

 2013年5月に肺がんが見つかり、治療のため休業。余命2週間の宣告を受けたが、抗がん剤治療で克服。今年4月には車いすながら都内でライブを行い、1年ぶりの復活を遂げていた。

 しかし8月上旬に容態が悪化し、再入院。9月に都内で行われたバースデーライブには出演できず。「自分には、まだやりたいことがあります」とビデオメッセージを送った。10月中旬から併発していた肺炎が悪化した。

 1971年、矢沢永吉(65)らとともに4人組バンド「キャロル」を結成。70年代に「ルイジアンナ」「ファンキー・モンキー・ベイビー」などの大ヒットを飛ばした。その後、ソロシンガーなどで音楽活動を続けた。

 映画やテレビドラマでも個性派俳優として活躍。81年「遠雷」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞に選ばれたほか、大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」などの映画に出演した。

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