ASKAへの薬物譲渡認める 売人“お菓子と一緒に”

[ 2014年11月27日 05:30 ]

歌手のASKA

 歌手のASKA(56)=執行猶予付き有罪確定=に合成麻薬MDMAと覚せい剤を譲り渡したとして、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)などの罪に問われた無職柳生雅由被告(64)が26日、東京地裁の公判で無罪主張を取り下げ、起訴内容を大筋で認めた。10月の初公判で否認したことについて「共謀の意味を分かっていなかった」と述べた。

 柳生被告は、薬物を複数の菓子と一緒に渡していた。検察は「コアラのマーチやビスケット、チップスターがあり、そうしたお菓子の中に(薬物が)入っていた」というASKAの供述を明かした。ASKAのマンションで受け渡し中に、ASKAの妻が部屋を訪れたこともあったと指摘。柳生被告は初公判で「ポテトチップスやポッキーを渡しただけ」としていた。

 柳生被告と共謀し、薬物を調達したとされる指定暴力団住吉会系組幹部安成貴彦被告(47)はこの日、あらためて無罪を主張。検察は証人申請について「現段階で、ないとは言えない。ありえます」と述べた。今後、ASKAが出廷して証言する可能性もある。

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2014年11月27日のニュース