平井堅が歌うあの名曲、中谷美紀主演「繕い裁つ人」主題歌に!

[ 2014年10月10日 17:00 ]

映画「繕い裁つ人」主題歌を担当する平井堅

 女優・中谷美紀(38)が主演を務める映画「繕い裁つ人」(監督三島有紀子)の主題歌を、歌手の平井堅(42)が担当することが10日、分かった。

 平井が今年5月にリリースしたコンセプトカバーアルバム「Ken’s Bar III」に収録されている「切手のないおくりもの」で、財津和夫(66)が70年代に発表した名曲をジャズテイストでカバー。歌詞に登場する様々な“あなた”に歌を届ける「私」と、依頼主の心に寄り添う洋服を作り続ける主人公の生き様がリンクし、作品の世界観がより一層広がる仕掛けとなっている。

 来年にデビュー20周年を迎える平井は、主題歌起用について「驚きとともにとてもうれしく思っています」とコメント。「大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれることを願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かのための一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」と観客にメッセージを送っている。

 同映画は池辺葵氏の同名漫画(講談社「ハツキス」で連載中)が原作で、中谷演じる頑固でこだわり深い洋裁店店主・市江と、彼女に魅せられた周囲の人々を描く。祖母が始めた洋裁店を受け継いだ市江が古びたミシンで作るオーダーメード服は大人気だが、職人スタイルを貫くため量産はできず、ブランド化の依頼も断り続ける。市江はなじみ客たちの服を繕う日々で十分だったが…という物語だ。

 また、ポスタービジュアルと予告編映像も解禁。ポスターの「繕い裁つ人」のタイトルは手編みの刺繍で制作されたこだわりのロゴで、背景の水色の生地のデザインは劇中で主人公が仕立てる洋服のテキスタイルとなっている。予告編では中谷が見事な手つきでミシンを使いこなし、色鮮やかな洋服を仕立てる姿が映し出され、作品への期待が高まる内容となっている。

 共演は三浦貴大(28)、片桐はいり(51)、杉咲花(17)、中尾ミエ(68)、伊武雅刀(65)、余貴美子(58)ら。来年1月31日全国ロードショー。

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