サザン 9年ぶり年越し公演「アソコは萎えていますが」

[ 2014年6月25日 05:30 ]

9年ぶりに年越し公演を行うことが決まったサザンオールスターズ(左から)原由子、野沢秀行、桑田佳祐、松田弘、関口和之

 昨年活動を再開したサザンオールスターズが9年ぶりに年越し公演を行う。会場は恒例の横浜アリーナ(横浜市港北区)を予定。現在は制作活動期間に入っており、9月にシングルを発売。5年ぶりに復活してから初めてとなるオリジナルアルバムも年内に完成し、来年発売予定。メンバーが初めて還暦を迎え精力的な1年になる。

 年末の風物詩が帰って来る。ソロでは桑田佳祐(58)が11年大みそかに横浜アリーナ公演を行っているが、サザンでは05年以来となる。

 大みそかから元日にかけては、さまざまなカウントダウン公演が開かれるが、先駆けはサザン。84年、東京・新宿コマ劇場(閉館)で初めて開催された。89年以降は、ほぼ毎年、横浜アリーナで定着。05年は全国ツアーの最終公演として組まれた。

 9年ぶりの年末ライブでは、現在制作中の新曲も披露される。9月にシングルが発売。このうちの1曲は、「天国オン・ザ・ビーチ」のタイトルで完成。表題曲になるかどうかは未定。

 年内には、05年のミリオンセラー作品「キラーストリート」以来となるオリジナルアルバムも完成。復活後初のアルバムで、ファンにとっては10年ぶりの待望の1枚となりそうだ。

 メンバー5人は新曲のレコーディング中。毎日のように東京都港区のビクタースタジオで作業を続けている。

 サザンは昨年夏に全国5都市で復活公演を開催。その後、桑田は「抜け殻のようになっていた」(関係者)という。同年8月にシングル「ピースとハイライト」が発売された時点で「曲のストックがなくなった」と話しており、今年に入って精力的に楽曲制作を続けてきたようだ。

 桑田は「昨年、皆さまとともに植えた音楽の苗が、希望と愛に満ち、おいしい果実を実らせた暁には、皆さまと一緒に夢いっぱいの楽しいうたげを開きましょう!アソコはすっかり萎えていますが、音楽の苗は元気いっぱいです。ご期待ください」とユーモアたっぷりにコメントし、“再会”を望んでいる。

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2014年6月25日のニュース