三谷文楽「其礼成心中」関西初登場!京都で初の英語字幕

[ 2014年3月17日 08:59 ]

初の関西公演が決まった三谷文楽「其礼成心中」

 脚本家の三谷幸喜氏(52)が文楽に初挑戦し、脚本・演出を手掛けた「其礼成心中(それなりしんじゅう)」が今年は関西に初お目見えする。京都劇場(京都駅ビル内)で、8月7~17日に上演。海外からの観光客も多いため、初の英語字幕付きとなる。

 構想から4年、2012年8月に初演。翌13年8月と2年連続して東京・パルコ劇場で上演されたが、3年目にして初の関西公演が決定した。

 時は元禄十六年、大坂。近松門左衛門が実際の心中事件を基に書いた「曾根崎心中」が大流行し、舞台になった天神の森は心中のメッカに。森の入り口にある饅頭(まんじゅう)屋の夫婦と心中にやってくる男女を描く笑いと涙にあふれた人情物語。

 三谷氏は「ワインをデキャンティング(ほかの瓶に移し替える)して美酒にするように、僕が新たな器になります」と宣言。夏の風物詩「五山送り火」で賑わう京都で、作品がさらに熟成する。

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2014年3月17日のニュース