市村正親　岩谷さん歌詞の継承誓う「はにかんだ笑顔は僕の宝物」

作詞家の岩谷時子さんを悼んだ市村正親

　「愛の讃歌」やミュージカル「レ・ミゼラブル」などの訳詞でも知られた作詞家の岩谷時子さんが２５日午後、肺炎のため東京都内の病院で亡くなり、俳優の市村正親（６４）が２７日、所属事務所を通じてファクスでコメントを発表した。

　市村は岩谷さん訳詞のミュージカル「ミス・サイゴン」などに主演。２０１１年には第２回岩谷時子賞特別賞を受賞している。

　「大切な大切な詩人を亡くして淋しい」と惜しみ「『お時さん』って呼ぶと、はにかんだ笑顔は僕の宝物です。長い間、仕事をご一緒できて幸せでした」と故人との思い出をつづった。

　「『コーちゃん』（「愛の讃歌」の越路吹雪さん）と２人で、天国で新しい歌をつくってください。僕はお時さんからいただいた沢山のミュージカルの詞を、しっかり歌っていきます。合掌」と岩谷さんの業績を継承していくことを誓った。