ももクロ本　部数虚偽報告は内部告発で発覚　事務所が経緯説明

ももいろクローバーＺ

　ぴあが「ももいろクローバーＺ」のムック本「ももクロぴあ　ｖｏｌ．２」（９８０円）の印刷部数を虚偽報告していた件について、ももいろクローバーＺが所属する芸能事務所スターダストが２０日、公式サイトで経緯を説明した。

　「重要なお知らせ」と題したサイト上の説明によると、ぴあの内部不正を指摘する文書がスターダストに届いたことで不正が発覚。「部数を当初より増やしているが、そのことをスターダストに伝えていない、ごまかしている」「いまさら部数が違うといったら、ごまかそうとしていたことはバレバレでトラブルになるので口裏を合わせてください」「それに対して取締役ＣＯＯ事業統括本部長が同意した」など文書の内容も明かしている。

　これまでの慣行により印刷部数証明書等は求めていなかったが、今回の虚偽報告発覚により「これまでの信頼関係を根底から揺るがすことになり、誠に残念に思っております」とした。

　そのうえで内部告発者に対して「このたびは勇気をもって書面をお送りくださった方に対し、誠に感謝しております。勇気ある行動を起こしてくださった方から届いた書面があったからこそ、当社は正しい対応をすることができました」と感謝。「その方が不当な扱いを受けておられていないか、今後の職場での環境を守ることができるかどうか、非常に懸念しております。勇気ある行動を起こしてくださった方に対して、当社は全面的にご協力させていただきたく、今後も引き続き対応を続けてまいります」と気遣った。