メンバーも気づかない!?たかみな 山手線アナウンス

[ 2012年3月19日 06:00 ]

JR山手線の車内アナウンスを収録する高橋みなみ

 AKB48の高橋みなみ(20)がJR山手線の限定列車で車内アナウンスを務めている。AKB48の写真などをパッケージに使った東京土産のアドトレイン(広告貸し切り列車)で流れており、1編成が運行中。高橋は「感情を抑えて機械的に話した。みなさんに聞かれると思うと超緊張する」と反応が気になっている様子だ。

 高橋が挑戦したのは全29駅分のナレーションで外回り、内回りの両バージョン。「この電車は山手線外回り渋谷新宿方面行きです。次は大崎、大崎。お出口は左側です。埼京線、湘南新宿ライン、東京臨海高速鉄道りんかい線はお乗り換えです」などと凛(りん)とした声を車内に響かせている。アドトレインは17日から走っており、何も知らない乗客からは「もしかして、たかみなの声じゃない?」などと早くも反響を呼んでいる。

 録音は昨年12月に都内のスタジオで行った。AKB48のドキュメンタリー映画やテレビ番組などでナレーションをする機会が多く、「ナレーションの仕事は凄く好き。いろんなタイプがあって勉強になる」と意欲満々に臨んだ。

 「感情を抑えた、機械的できれいな声」を出すよう意識しながら録音。間の取り方、滑舌のいい口調でスムーズに作業を進め、周囲のスタッフをうならせ、約3時間で終了した。

 一方で、発音や抑揚など細かい点には苦戦した。中でも、数十回やり直したのが日暮里駅の案内で流れる「日暮里・舎人ライナーはお乗り換えです」。「日暮里がつくと言いにくくて、やればやるほどどつぼにはまった」と苦笑い。

 「メンバーも山手線に乗る機会もあると思いますが分からない可能性がありますね」とニヤリ。「新幹線や英語のアナウンスにも挑戦したいですね」とすっかりのめり込んだ様子だった。

 16日から東京、品川両駅の構内限定で販売されているスイーツ「AKB48東京パステルサンド」のPRの一環として、JR東日本が試行的に実施。山手線は1日あたり約50編成運行されており、“たかみなアナウンス”を聞けるのは4月15日までの予定。

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