最年少座長のフックン長男 父の芝居から「あまり学ぶところない」

[ 2011年10月22日 14:40 ]

「ぬばたまの淵~われても末に逢わんとぞ想う~」公開ゲネプロに登場した渡辺裕之(左)と布川隼汰

 元「シブがき隊」の布川敏和(46)の長男で俳優の布川隼汰(19)が22日、初の座長公演「ぬばたまの淵~われても末に逢わんとぞ想う~」の公開ゲネプロに登場し、共演の渡辺裕之(55)らとともに公演への意気込みなどを語った。

 俳優座での最年少座長公演となる布川は「初座長を歴史をある劇場でやらせていただいて、非常に緊張しておりますが、多くの頼りになる共演者の方やスタッフに支えられて、半分安心して舞台に立てるかなと思っております。光と闇がテーマの舞台なんですが、闇を描くことで見ている方に光を見つけていただきたい」と話した。

 初の座長公演にあたり、両親からは「役者として俳優座をできるなんて、人生で一度あるかないかのチャンス。これが最後だと思ってやりなさい」とアドバイスを受けたという。

 父について「お芝居のところはあまり学ぶところはない」とバッサリ。それでも、「礼儀だとか芸能界という世界でどういるべきかというのは、芸歴30年ですから、そこは大先輩として見習いたい」とフォローしていた。

 一方、父親役で共演する渡辺は「持ち前の“ファイト一発”でやっていきたい。自分の息子を彼(布川)に重ねているので、それだけで愛おしく思いますね」。これに対し、布川は「こんなシブくてかっこいいお父さんだったらいいですね。僕には重ねられないですね」と返し、笑いを誘った。

 演劇集団「アトリエッジ」公演として上演される本作は、この世への恨みから鬼と化した崇徳院が木曾家を翻弄する平安時代末期を舞台にした男性38人による戦国絵巻。東京・俳優座劇場で22~30日まで上演される。

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2011年10月22日のニュース