涙の無罪から一転…汗びっしょりの羽賀被告、元王者は視線合わさず

[ 2011年6月17日 18:04 ]

逆転有罪の判決を受け、大阪高裁を出る羽賀研二被告

羽賀研二被告逆転有罪

 逮捕から4年、一審の無罪判決は破棄され、懲役6年の厳しい刑が宣告された。長身をダークスーツに包んだ羽賀研二被告(49)は法廷で白いハンカチを握り締め、流れる汗を何度もぬぐった。

 2009年の一審判決では、泣きじゃくって無罪を喜んだ羽賀被告。有利な証言をした知人が偽証罪で有罪判決を受けた“逆風”を感じていたのか、この日は思い詰めたような表情で入廷すると「失礼します」と裁判官と傍聴席に一礼した。

 冒頭、証言台の前に立った2人に告げられた結論は逆転有罪。懲役2年の実刑となった元プロボクシング世界王者渡辺二郎被告(56)は、横から心配そうにのぞき込む羽賀被告を無視するようにそっぽを向き続けた。

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