「原発ぬきで映画を」宮崎監督がジブリ会社屋上に横断幕

[ 2011年6月17日 21:28 ]

スタジオジブリ屋上に掲げられた横断幕

 スタジオジブリは17日、宮崎駿監督の発案で、東京都小金井市の同社屋上に「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」との横断幕を掲げたことを明らかにした。

 ジブリによると、宮崎監督から「素直な気持ちを表明したい」と提案があり、スタッフがイラストとともにメッセージを書き、16日午前に設置したという。

 宮崎監督は、3月末に開かれた新作「コクリコ坂から」の記者会見で、事故のあった福島第1原発の最前線で作業する人々に感謝を述べ「(日本は)多くの困難や苦しみがあっても、もう一度美しい島にしていく努力をするかいがある土地だと思う」などと話していた。

 また昨年夏、福島県富岡町にある福島第2原発の安全性をPRする施設で「となりのトトロ」などのキャラクター商品を売っていた店をめぐり、スタジオジブリは「誤解を招く」として撤退を表明した。

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