金八先生が福岡の母校で「鉄学」を講義

[ 2009年5月12日 17:37 ]

 歌手の武田鉄矢が12日、母校の福岡教育大(福岡県宗像市)の特命教授に就任して「鉄学」と銘打った講義を行い、人気ドラマ「3年B組金八先生」さながらの熱弁で約150人の学生らを引きつけた。

 宮沢賢治の「風の又三郎」を独自の視点で読み解く内容で、一節を朗読しながら「(登場する)子どもの学年が変わったり、人数が増えたり矛盾がたくさんある」と指摘。その上で「何かを伝えるためにわざと矛盾させたのでは。これは童話ではなく、完全にミステリーなんです」などと解説してみせた。
 90分の持ち時間では足りず、最終章を残して講義は終了。武田は「やがて教師になる学生に少年の心理を深く話したかったんだけど…」と残念そうで、初講義の出来についても「最後までいけなかったから、成績は『良』ですね」と頭をかいた。
 今後の講義日程は「武田さんのスケジュール次第」(大学側)のため、未定という。

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2009年5月12日のニュース