無関係?大物歌手の後援会運営会社が脱税

[ 2009年5月12日 11:42 ]

 ヒット曲「高校三年生」で知られる歌手舟木一夫(64)の後援会運営会社がファンからのカンパなど約1億6000万円を申告せず、約5000万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反容疑で、東京地検に告発していたことが12日、分かった。

 告発されたのは、東京都新宿区の藤谷(旧舟木一夫友音事務所)と藤谷和子社長(73)。
 藤谷社長は取材に対し、「記念コンサート開催などに備え、プールしていた。私的な流用はない」としている。既に修正申告を済ませたという。
 舟木が所属する芸能事務所「アイエス」(新宿区)は「脱税は舟木とは無関係。コメントできない」と話している。
 藤谷社長や関係者によると、同社は2008年6月期までの3年間に、ファンからカンパなどとして渡された計1億6000万円を所得として申告せず、法人税を免れた疑いが持たれているという。
 国税局は昨年9月、強制調査(査察)を実施。カンパだけ別帳簿で管理していたことが判明し、悪質な所得隠しに当たると認定したもようだ。
 同社は1986年設立。舟木の後援会中央事務局を運営し、コンサートの企画や会報発行をしているという。会員数は約3000人。4月中旬、社名変更した。

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2009年5月12日のニュース