日本ハム・上原健太 変幻スタイル こだわりないのが“こだわり”1メートル91高身長左腕

[ 2024年1月31日 06:00 ]

ポーズを決める上原(撮影・長久保 豊)
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 おしゃれで流行に敏感なプロ野球選手を取り上げる企画「NPB MEN’S CLUB」。今回は日本ハムの上原健太投手(29)だ。3月に30歳となって迎える2024年シーズンに先発ローテーション入りを狙う左腕は、身長1メートル91で手足も長くスタイル抜群。ファッションへのこだわりなどを語り尽くした。(取材・田中 健人)

 ――まずは、本日のファッションのテーマを教えてください。
 「普段からきれいめが好きなので、いつも通りの格好って感じです。基本的にこんな感じなので、“どこでも行けるファッション”ですかね」

 ――ポイントは?
 「やっぱり、このヒューゴボス(※1)のコートですね。色が良くて、もう、即決で買った感じです」

 ――普段はどこで買い物をしている?
 「ヒューゴボスのコートは、(北海道の)北広島のアウトレットで買ったんですけど、普段は銀座とか六本木とかに行きます」

 ――好きなブランドは?
 「いいと思ったらユニクロでもGUでも買います。全身がハイブランド過ぎは、見ている方も疲れるので、あまり好きじゃない。今日も靴だけはディオール(※2)ですけど」

 ――靴はどこで購入した?
 「12月にハワイに行った時に買いました。足のサイズが30センチで、日本にはなかなかない。ハワイならあるかなと思って、たまたま入った店で買いました」

 ――最近お気に入りの服は?
 「レザージャケットだったら今はアクネスタジオズ(※3)のやつが一番着ている」

 ――あまりカテゴリーにとらわれない?
 「そうですね。凄いゆるい格好をする時もあるし、ストリートっぽい格好をしたりすることもあります。古着系はあまり興味のない分野で、今のところは、やってみようとは思わないですね」

 ――ファッションに興味を持ち始めたのはいつ頃か?
 「明大時代ですね。野球ばかりやってきたので、まず私服がなくて(笑い)。学校に通うのには必要だなって。いろいろ買ってるうちに、あれも欲しい、これも欲しい、が始まって。いわゆる大学デビューってやつです(笑い)」

 ――大学時代にモデルとしてスカウトされた、という噂があるが本当か?
 「どこからモデルの話になってるんだろう(笑い)。でも、僕と(明大時代に先輩だった)山崎福也さんと福田周平さんで銀座に買い物に行って、たまたま入ったアバクロの店員さんに“ショップ店員をやる気ない?”と言われたことはありました。その時は周平さんだけ声を掛けられなかったんですけど(笑い)。それ以外でも、歩いていたら“ファッションの仕事に興味ないですか?”と声を掛けられたこともありました。モデル、という言葉は一言も出なかったですけど」

 ――いやいや、それはモデルとしてスカウトされたと思いますよ。本日もモデル顔負けのポージングでした。
 「いえいえ、そんなことありませんよ(苦笑)」

 ※1 ヒューゴ・ボスが1923年にドイツ・メッツィンゲンに創立したブランド。コートなどの紳士服のほかサングラス、バッグ、財布、時計、香水なども展開し、現在では100カ国以上に進出し、国内外5000店舗以上で取り扱っている。ドジャース・大谷がブランドアンバサダーを務める。

 ※2 クリスチャン・ディオールが創業したフランスの世界的ブランド。洋服やバッグのほか、香水なども展開。日本人では女優の柴咲コウや、新木優子、横浜流星らがアンバサダーに起用されている。

 ※3 スウェーデンの現代ファッションを代表するブランドの一つ。90年代後半にデニム販売からスタートし、現在は靴や下着なども展開。12年には日本初となる旗艦店が東京・青山にオープンした。

 ◇上原 健太(うえはら・けんた)1994年(平6)3月29日生まれ、沖縄県うるま市出身の29歳。広陵3年の夏はエースで広島大会3回戦敗退。明大では東京六大学リーグ通算14勝を挙げ、15年ドラフト1位で日本ハム入団。18年6月18日の広島戦ではプロ初安打を本塁打で記録した。23年は自己最多タイの4勝を挙げ、通算14勝。1メートル91、90キロ。左投げ左打ち。

 ≪武器になる変化球を≫8年目だった昨季、上原はシーズン終盤に先発ローテーションに定着して自己最多タイの4勝をマークした。初の100投球回にも到達し、今季に向けて「毎年、春先に苦しんでいるので、本当に今シーズンは最初から頑張ってシーズンを完走したい」と意気込む。

 新庄監督の言葉が意識を変えた。先発のたびに「四球だけは出すな」と指令を受け「(ヒットより)四球を出す方が怖くなって、どんどんストライクゾーンに投げていく感覚をつかむことができた」と言う。昨年は打者での1軍出場はなかったが投打二刀流のトレーニングも継続している。

 加藤貴やFA移籍した明大の先輩・山崎、成長株の根本ら左腕のライバルは多いが「何か一つ、武器になる変化球をもっと磨いていけたら」と見据えた。

 【ほのかCheck】所属しているファイターズのユニホームが青いだけに、赤い服がとても新鮮です。全体的に見てみると、タートルネックが印象的な冬らしいルックス。赤いロングジャケットがムーディーな雰囲気を演出していますし、ゴールドのネックレスも似合っていますね。おしゃれな場所に行きたくなる気持ちをかき立ててくれます。ゴージャスな上半身とは対照的に、パンツはデニムでカジュアルさを入れているのも“抜け感”があって凄くいい!長いマフラーを2人で巻いて一緒にイルミネーションを見に行くような、冬のデートにぴったりのコーデだと思います。(CanCam専属モデル)

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