阪神・ミエセス 手応え“バレンティン打法” 新加入のゲラに教えたい日本語は…

[ 2024年1月31日 05:15 ]

阪神・ミエセス

 阪神のヨハン・ミエセス外野手(28)が30日、新打法に取り組んでいることを明かした。甲子園の室内練習場で自主トレ。打撃練習などで精力的に動き、2年目のキャンプインに備えた。

 「前でボールをさばく、前で打つ練習は(故郷の)ドミニカ共和国でもしていた。試合では投手との兼ね合いでタイミングが早かったり遅かったり、どうなるか、まだ分からないけど」

 岡田監督から「(元ヤクルトの)バレンティンのように前でさばけば、打球が飛ぶんやけどなあ」と指摘されたためだ。1年目の昨季は出場60試合の143打席で5本塁打。秘めたパワーを発揮できれば、連覇へ一番の“補強”だと期待されている。宜野座キャンプではフリー打撃で誰よりも飛ばして、左翼のポジション獲りをアピールするつもりだ。

 同じ中南米のパナマ出身で親交がある新加入のゲラとも再会した。「またこうやって会うことができた。“日本はこういう野球だよ”という話をした。僕の方が少しは知っていると思うので、教えてあげたいと思っているよ」。日本の野球や文化を知ること、そして本当の意味で阪神というチームの一員になることが成功には不可欠だと伝えたい。

 ミエセスも糸原らチームメートから多くの言葉を教えられ、ギャルピースでの「ミエちゃんです!」のパフォーマンスが定着した。「ゲラに一番先に教えたい日本語?“ほっといて”とか“あっち行け”だね」と笑った。「もちろん、“ガンバレ”もだよ」。今年も助っ人勢の雰囲気がいい。(畑野 理之)
 

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