阪神・野口“神ってる打球”で外野争い参戦!! 風もなんの、低い弾道で柵越え26本 実戦でもアピールだ

[ 2024年1月25日 05:15 ]

ロングティーをする阪神・野口(撮影・岸 良祐)
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 1軍宜野座キャンプスタートが決定している阪神・野口が、「誠也打球」で外野のレギュラー争いに参戦する。

 「低い弾道でスタンドに打ち込むのが一番、理想。バックスクリーンとかに打ち込むのが一番。鈴木誠也選手のような打球を理想としている」

 理想の打球イメージを問われた2年目の若武者は、超一流打者の打球を挙げた。カブス・鈴木誠也だ。野口が鈴木を意識し始めたのは九産大2年時。「地をはうような打球が“え、これで行くの?″みたいな感じ」。以降、テレビ、YouTubeなどで参考にするようになった。それを自身の持ち味とすべく、今も追求の日々だ。

 「風もあるし高いフライなら落とされる。低い打球で、(ボールを)つぶしにいくような感じで打った」

 この日も“本家”をほうふつさせる打球を連発した。新人合同自主トレが休日だったため、中川とともにロングティーを敢行。本塁から右翼方向に体を向けてスイングを繰り返した野口の打球は、右翼から本塁方向へ吹きつける鳴尾浜の風を力強く切り裂き、低い弾道のまま何度も右翼防球ネットに突き刺さった。計93スイングで柵越え26本。これぞ「誠也打球」だった。

 岡田監督に打力を買われ、昨年11月に支配下登録を勝ち取った。そして今春キャンプは1軍スタート。指揮官はレギュラー確約の近本を除く外野候補へ向け「練習試合とかオープン戦で、そういう選手はどんどん使っていくつもり」と話しており、アピールの絶好機となる。「バッティングでアピールしたい。実戦で打つのが全て」と野口。「神ってる」弾道で、外野の一角を奪いにいく。(松本 航亮)

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