野球殿堂 来年はイチロー氏が候補入り 史上初の「満票」殿堂入りなるか 過去にスタルヒン氏97・3%

[ 2024年1月18日 21:27 ]

2019年3月21日。<アスレチックス・マリナーズ>8回表2死二塁、現役最後となる打席でおなじみのポーズをとるイチロー氏
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 野球殿堂博物館は18日、今年の殿堂入りを発表した。

 来年は「超大物」が殿堂入り候補になる。マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(50)だ。18年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来、史上7人目となる候補初年度での殿堂入りは確実で、史上初となる満票で殿堂入りする可能性もある。

 過去の殿堂入りで最も得票率が高かったのは、1960年のビクトル・スタルヒン氏の97・3%。111票のうち108票を集めた。
 続いて83年の三原脩氏の96・2%(208票のうち200票)、93年の稲尾和久氏の94・8%(212票のうち201票)。

 近年では18年の松井秀喜氏が368票のうち336票を集めて殿堂入り。得票率は91・3%だった。

 イチロー氏はオリックス時代、94年から7年連続首位打者。マ軍でも01年に打率・350で首位打者に輝き、新人王とMVPも受賞した。04年には大リーグ記録となるシーズン262安打をマーク。日米通算4367安打はピート・ローズの大リーグ最多記録4256安打を上回っている。

 イチロー氏は来年、米国の野球殿堂でも候補入りする予定。こちらでも殿堂入りは確実視されており、米メディアでは満票での殿堂入りの可能性もささやかれる。いずれにしろ来年、日米でダブルの栄誉に輝く可能性が高い。

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