【野球殿堂】来年はイチロー氏が候補入り 史上7人目となる候補初年度での殿堂入りは確実 上原浩治氏も

[ 2024年1月18日 15:31 ]

2019年3月21日。<アスレチックス・マリナーズ>8回表2死二塁、現役最後となる打席でおなじみのポーズをとるイチロー氏
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 野球殿堂博物館は18日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のプレーヤー部門で元広島の黒田博樹氏(48)、元中日監督の谷繁元信氏(53)が選ばれた。エキスパート部門では2年ぶりに殿堂入りはなかった。また、特別表彰では元セ・リーグ審判員の故谷村友一氏(22年没、享年94)が殿堂入りした。

 来年は「超大物」が殿堂入り候補になる。マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(50)だ。18年の松井秀喜氏、金本知憲氏以来、史上7人目となる候補初年度での殿堂入りは確実で、満票で殿堂入りする可能性もある。

 イチロー氏は愛工大名電から91年ドラフト4位でオリックスに入団。3年目の94年から7年連続で首位打者に輝き、00年オフにマリナーズに移籍した。

 マ軍でも01年に打率・350で首位打者に輝き、新人王とMVPも受賞した。04年には大リーグ記録となるシーズン262安打をマーク。01年から10年連続でシーズン200安打を記録するなど日米で安打製造機として活躍した。

 日本では通算1278安打、大リーグでは通算3089安打をマークしており、日米通算4367安打はピート・ローズの大リーグ最多記録4256安打を上回っている。

 イチロー氏は来年、米国の野球殿堂でも候補入りする予定。こちらでも殿堂入りは確実視されており、日米でダブルの栄誉に輝く可能性が高い。

 また、巨人やレッドソックスなどで活躍し、日米通算で134勝、128セーブ、104ホールドをマークしている上原浩治氏(48)も候補入りする。

 ▽野球殿堂 日本野球の発展に貢献した人たちの功績を称え、顕彰することを目的に1959年(昭34)に創設された。プロ野球で功績のあった競技者表彰(プレーヤー表彰、指導者も対象にしたエキスパート表彰)と、審判員やアマチュアを含め球界に貢献のあった人が対象となる特別表彰がある。選出はいずれも投票で75%以上の得票が必要で、競技者表彰のプレーヤー表彰は取材経験15年以上の記者が投票。

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