カブス入団会見の今永昇太 背番号18は「歴史を自分なりに調べて」 ワールドシリーズMVP男を目指す

[ 2024年1月13日 06:05 ]

背番号18のユニホームをお披露目するカブス・今永(撮影・笹田 幸嗣通信員)
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 DeNAからポスティングシステムでカブスに移籍した今永昇太投手(30)が12日(日本時間13日)、シカゴ市内のホテルで入団会見を行った。最大5年総額8000万ドル(約116億円)で、日本選手渡米時の歴代5位となる大型契約。チームメートとなる鈴木誠也外野手(29)との共闘を誓った。

 今永は緊張気味の表情で会見場へ。用意された背番号18のユニホームに袖を通し、ジェド・ホイヤー編成本部長と固い握手を交わすと笑顔がこぼれた。

 背番号「18」を選択した理由を問われた今永は前を見据え、ハッキリとした口調で「チームの歴史を自分なりに調べて、16年のワールドシリーズ優勝した時にベン・ゾブリストがこの背番号を着用していた。自分も同じような活躍したいと思っています」と答えた。

 ベン・ゾブリストは2016年、打率・272、18本塁打、76打点をマークし、地区優勝の原動力となった。ワールドシリーズでは最終第7戦で決勝打を放ち、108年ぶりの世界一に貢献。シリーズMVPも獲得した。熱狂的カブスファンのまぶたには、いつまでも「18」が焼き付いている。自らが成長し、ファンとともに喜びを分かち合うため、あえてハードルが高いとも言える「18」を選択した。

 昨季16勝で球宴に初出場した左腕スティールと左の二枚看板を担う今永。チームの4年ぶりプレーオフ進出、さらに8年ぶりのワールドチャンピオン目指し、フル回転する。

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