【落合×広岡達朗対談】広岡氏が明かす早大進学秘話 「かっこいいな、こいつ」とマネした選手も

[ 2023年10月27日 17:40 ]

落合博満のオレ流チャンネルの「博満の部屋」で対談する広岡達朗氏(左)と落合博満氏(右) 
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第4回目として、現役時代は巨人の遊撃手として活躍、監督としてヤクルト、西武をそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗氏(91)をゲストに招いて対談を行った。

 広岡氏の戦時中の広島での生活や原爆体験を何度もうなずきながら聞いていた落合氏は、「高校から早稲田(大学)に入る時のいきさつについては、どういう経緯で入ったんですか」と質問した。

 広岡氏は天井を見つめながら「広島県と山口県が勝ったチームが試合して勝ったら甲子園。そういう時代。決勝で(山口県立)柳井に負けたんですよ。その時に早稲田の先輩(杉田屋守)が山口で運動具店やってて、(早大の)森(茂雄)監督に“面白いのいるからテストしたらいい”って。ほいで、宮崎の駅の近くにグラウンドがあった。(そこで)早稲田がキャンプをやった。そこへ入って、俺、やってたの。そしたら、サードに小森(光生))がいて。森さんがね“広岡くん、お前ショートをちょっとやれ”って。“森さん、僕はショートやったことないです。サードです”“いや、お前ショート”。ほいで、ショートでやったんだよ。それ、気に入って」と振り返り、早稲田の先輩たちに「勉強させてもらって、結局、テストで合格したんだよ」と明かした。

 無試験ながら、学部などは無条件ではなかったといい、夜間より広間がいいと言って教育学部に入学した広岡氏。入学当初は「少なくとも30人はいたよ、ショートで。ほいで、一緒にやって“あ、こいつらとやったら俺は抜けん”ってすぐ辞めた」と30日ほどいたライバルたちが退部していった思い出を語った。

 「島田雄三(大映)があれやね、かっこいい、浪商の。(ボールLをキャッチして一塁へ送球するしぐさを笑顔で繰り返しながら)。かっこいいな、こいつ。ほいでから捕ってマネするんやね」とニコニコしながら回想。「“小森と広岡の三遊間はノックじゃ抜けない”と言ったもんね、森さん(監督))が。“あいつら抜いてやろうと思うても抜けん”言うて」と早大時代を懐かしそうに振り返っていた。

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