下柳剛氏が占う日本S「関西ダービー」6つの注目ポイント 「五分五分」ながらも「阪神4勝3敗」の根拠は

[ 2023年10月27日 22:35 ]

下柳剛氏
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 元阪神でプロ野球解説者の下柳剛氏(55)が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新。59年ぶり「関西ダービー」となる阪神―オリックスの日本シリーズを占った。

 下柳氏はまず、阪神の先発4投手(村上、伊藤将、大竹、才木)は当確だとして、ポイントに挙げたのは5人目。「このピッチャー陣で4連敗で終わることはまずない。俺が思うのは、1回しか投げないけど、5戦目に来る先発投手」と話し、2勝2敗の五分なら勝ち越しがかかり、また「1勝3敗だったとしても、ここで取れれば雰囲気はガラッと変わる。5人目がすごく大事」と挙げ、誰が先発するのかに注目した。

 そしておもむろに「ミエちゃん、主役になろうぜ!」とミエセスを呼びかけた理由は、パ・リーグの本拠地で導入される指名打者(DH)制。今年は4試合がDH制で「ここで誰が使われるか」とミエセスの他に原口、糸原などキーマンを列挙。原口には実際に自ら取材し「この日本シリーズにかける思いは強いものがある」と期待した。

 また、3年連続の日本シリーズで「場慣れしている」というオリックスで「一番警戒しないといけないのが森友哉」と断言。長打もあり、巧打もあり、「彼を乗せたらかなり厳しいものになるから、森だけは絶対に抑える。ラッキーボーイにしない」と厳命した。

 投手陣を比較すると「先発ピッチャーは互角。リリーフも互角。オリックスで出てくる投手もみんな球が速い。軒並み150キロ」とうなった。そして「バッティングだけで言ったら、少しオリックスが上」としながらも「阪神には機動力がある。後半になればなるほど四球を点数に絡めていく足がある」。加えて「岡田さんの、あの何とも言えない“何してくるん”という雰囲気を出すから」と、監督の采配で攻撃力の差は埋められるとして「面白い日本シリーズになる」と想像した。

 さらに、全力でいく先発投手は「6回行けばいい」と目安を口にし、「キーになるのは、お互いの中継ぎ。2番手で投げる投手で、阪神は桐敷くんか石井くん。右左で出ていく」と挙げた。逆にオリックスの中継ぎを打つためには「左の糸原くんもキーになるのかな」とイメージした。

 「色々考えていたら、どっちが勝つんやろ」という関西ダービーについて、下柳氏は最後に「4勝3敗でタイガース」と予想しつつ「でも岡田さんが言っていた。“7戦までいったらしんどいやろ”って。6戦目までに決まってくれればいいけど、どっちも若いし、勢いづけたらあかんから、(最初の)1、2戦。動きはいつもより早くなるだろうな、岡田さんの」と言及。28、29日の2戦目までの流れもポイントに挙げていた。

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