ソフト1位・前田「もう一度、日の丸を背負って戦いたい」 42歳の和田に弟子入り志願

[ 2023年10月27日 06:00 ]

<ドラフト 大阪桐蔭・前田>ソフトバンク1位指名の大阪桐蔭・前田はチームメイトと喜びを分かち合う(撮影・大森 寛明)
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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、東京都内で開催され、ソフトバンクは1位で大阪桐蔭の前田悠伍投手(18)を指名した。3球団が競合した外れ1位で小久保裕紀新監督(52)が引き当てガッツポーズ。高校No・1左腕は先輩となる和田に早くも弟子入りを志願し、長く活躍できるエースを目指すことを誓った。

 小久保監督のこん身のガッツポーズにも、前田の表情はマウンド上同様、ほとんど動かなかった。「心の中では凄くうれしかったんですけど、表情を出してしまうと申し訳ないというか、そういう思いがあったので」。外れ1位の抽選を外した日本ハム、楽天への配慮もバッチリ。数々の大舞台を経験してきた18歳は運命の日も堂々としていた。

 「自分がどこの球団に行くのか、ワクワクしながら。3球団も選んでいただき、うれしい気持ちで見ていました。長い間活躍できる選手が自分の目標。あとはもう一度、日の丸を背負って戦いたい」

 大阪桐蔭では昨春、2年生エースとして選抜大会に優勝。高校No・1左腕としての名を早くから定着させた。数々のプロ野球選手を育てた西谷浩一監督も「本人には言いませんが、入って来た時からプロ入りじゃなく、ドラフト1位でプロに行かせないといけないと思っていた」と証言する超逸材だった。ただ、今春に左腕を肉離れした影響で、夏の大阪府大会では決勝で履正社に敗れ不完全燃焼。その後のU18W杯でエースとして優勝に導き、復活を印象づけて臨んだドラフトだった。

 高校では早くから頭角を現したが、プロでは「いい選手は長く活躍する選手だと思う」と言い切る。新天地で対面することになる最高のお手本に、早速、弟子入り志願した。

 「(42歳の)和田選手にいろいろ聞きたい。長く活躍できる秘けつというか、あの年齢でも真っすぐも速いですし、どうやって練習しているとかも聞きたいです」

 大阪桐蔭から直接、ソフトバンク入りした選手は初めて。ただ、パ・リーグのライバルには楽天・浅村、オリックス・森ら手ごわい先輩たちがいる。「長年活躍している選手ばかりなので、早く1軍に上がって同じ土俵に立てるように。対戦すれば負けたくない気持ちもありますし、まずは対戦を楽しみたい」と目を輝かせた。

 福岡どころか九州に足を踏み入れるのも人生初。「イメージ…、分からないです…」と18歳らしい初々しさも見せた。完成度の高さと伸びしろを併せ持つ未来のエースが、大きな一歩を踏み出す。 (山添 晴治)

 ○…大阪桐蔭の選手の1位指名は、昨年の松尾汐恩(D)に続く12人目。高校生選手の学校別ドラフト1位指名では、PL学園に並ぶ最多タイになった。

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