大谷翔平 「腕の疲労」で2回途中緊急降板→途中交代 186キロ44号先制2ラン直後、球場も騒然

[ 2023年8月24日 05:33 ]

インターリーグ   エンゼルスーレッズ ( 2023年8月23日    アナハイム )

<エンゼルス・レッズ>第1試合の2回、緊急降板する大谷(右)(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)が23日(日本時間24日)、本拠地での、レッズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手兼DH」で出場。44号先制弾を放った直後の2回途中に、アクシデントのため降板。試合も3回に代打を送られて途中交代した。球団は降板の理由を「腕の疲労」と発表した。

 突然の出来事だった。2回1死一塁、打者・エンカーナシオン・ストランドに対し、5球目を投じた直後、大谷はベンチに向けて首を左右に振った。指先を気にする素振り、腕や腹当たりを伸ばす仕草も見せており、ベンチからトレーナーとともにフィル・ネビン監督がマウンドへ。短い会話の後、大谷は歩いてベンチへと戻った。

 試合はアンダーソンが2番手としてマウンドに上がり、エンカーナシオン・ストランドを三塁併殺打に仕留めて、この回を無失点で終えた。

 豪快な一打の直後だっただけに、球場は騒然となった。初回無死一塁、レッズ先発・アボットの投じた初球の内角寄り92・9マイル(約149・5キロ)直球を狙いすまして強振。白球は乾いた打球音を残し、右翼スタンド中段へと一直線にはじけ飛んだ。

 今月18日(同19日)レイズ戦以来、4試合ぶりの本塁打。メジャー単独トップとなる44号先制2ランは打球速度115・7マイル(約186・2キロ)、飛距離442フィート(約134・7メートル)、角度20度の完璧な当たりだった。ベンチでは投球の準備がある大谷に代わり、水原一平通訳が代理で兜セレブレーションを務めた。

 10勝目を挙げた9日(同10日)のジャイアンツ戦以来、今季最長となる中13日での登板。登板間隔を開ける理由となったのは「腕の疲労」の影響だが、フィル・ネビン監督も「先発機会を1度飛ばしただけだし、ブルペンでの状態はいい。通常通りの先発だよ」と絶大な信頼を口にしていただけに、まさに想定外のアクシデントだった。

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