阪神・岡田監督460勝 「まあ一つ一つの積み重ねやからね」 初代主将の松木謙治郎に並ぶ球団歴代3位

[ 2023年8月24日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―2中日 ( 2023年8月23日    京セラD )

<神・中>試合に勝利し笑顔の岡田監督(撮影・岸 良祐)
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 岡田監督が阪神監督としては歴代3位の通算460勝を挙げ、松木謙治郎に並んだ。球団の初代主将を務めたレジェンドに肩を並べても、これまでと同様数字への関心は薄く、「いやいや、そんなん計算してないから分からへんよ。全然。まあ、一つ一つの積み重ねやからね」と淡々としていた。

 代打の代打、満塁策などの手が当たって延長10回サヨナラ勝ちをした前夜と同様に勝負勘は確かだった。逆転に成功した5回に打順が大竹に回ったところで「今年一番悪かったんじゃないか」とスパッと代打を送って降板させた。

 今週から3週間にわたって2連戦+3連戦の1週間5試合のゆとりがある日程。加治屋をベンチ外で休養させ、翌日が休みとあって、他のブルペン陣を惜しみなく送り出し、リードを守りきった。

 ◇松木謙治郎(まつき・けんじろう)1909年(明42)1月22日生まれ、福井県出身。36年の阪神創立メンバー。初代主将として「打倒、巨人・沢村栄治」に心血を注ぎ、37年春に首位打者、本塁打王の2冠。40年から選手兼任監督を務め、41年退団。戦争を挟んで50年に復帰。52年から専任監督で、54年まで通算7年チームを率いた。最高順位は2位が3度。阪神退団後は大映、東映で監督。78年野球殿堂入り。86年、77歳で死去。

 <オリ時代含め通算648勝>○…阪神・岡田監督は23日の中日戦勝利で阪神監督として通算460勝目を挙げ、松木謙治郎と並んで3位となった。オリックス監督時代に188勝しており、通算648勝はプロ野球歴代22位。

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