ツインズ・前田健太 粘りの5回3失点、勝利投手の権利も… チームは痛恨サヨナラ負けで連敗

[ 2023年8月24日 07:06 ]

インターリーグ   ツインズーブルワーズ ( 2023年8月23日    ミルウォーキー )

ブルワーズ戦に先発したツインズ・前田健太(AP)
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 ツインズの前田健太投手(35)が23日(日本時間24日)、敵地・ミルウォーキーでのブルワーズ戦に先発。粘りの投球で5回を4安打3失点にまとめた。今季4勝目の権利を手にして降板したが、リリーフ陣がブ軍打線につかまり、チームは痛恨のサヨナラ負けで連敗となった。

 メジャー通算150試合目の先発マウンド。節目のマウンドも序盤は苦しんだ。1-0の初回、安打と四球で招いた無死一、二塁のピンチ。何とか2死まではこぎ着けたが、そこから踏ん張り切ることができなかった。5番・キャナに死球を与え、続くモナステリオには左前への2点打。スライダー、スプリットなど特に変化球の制球に苦しみ、簡単に逆転を許すこととなった。

 味方が逆転した直後の3回には先頭のコントレラスに右中間への同点ソロを許した。制球を乱し、首をかしげるシーンもあったが、経験豊富な右腕は試合の中で確実に修正を施した。スライダー、スプリット、カットボール、シンカー、チェンジアップなど持ち球をフル活用。相手のうち気を絶妙にそらし、味方が再び勝ち越した直後の4回はこの試合初めての3者凡退。5回も2三振を含む3者凡退で終え、先発としての責任投球回を全うした。

 前田は苦しみながらも試合をつくったが、6回から登板した2番手・パガン、7回からの3番手・シルバーがともに失点を喫し、6-6の同点に。延長10回は先に1点を取りながらも、守護神のデュランがリードを守り切ることができなかった。

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