ヤクルト→DeNA・西浦 内野のユーティリティーでパンチ力も武器 ファン感では熱唱「ファンに感謝」

[ 2023年7月26日 13:33 ]

ヤクルトの西浦直亨
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 法大から13年にドラフト2位でヤクルトに入団。1年目から「8番・遊撃」で開幕スタメンを勝ち取り、史上初の新人の開幕戦初打席初球本塁打を放った。内野は二塁と三塁も守れ、安定したスローイングと堅実な守備には定評があり、パンチ力も魅力。18年には138試合に出場し、打率・242、10本塁打、55打点の成績を残した。21年にも遊撃でチームトップの71試合に先発出場。6年ぶりのリーグ優勝、20年ぶりの日本一に貢献した。

 しかし、昨年は長岡が台頭し、出場はプロ入り後ワーストのわずか6試合。契約更改では色紙に「躍動」と記し、「悔しいシーズン。頑張るしかない」とプロ10年目の巻き返しを誓っていた。今季はファームでは打率・306、4本塁打、20打点の成績を残すも、1軍では6試合で、打率・167、0本塁打、1打点にとどまっていた。

 ファンからは“歌声”で親しまれた。1年目の14年のファン感謝デーの歌合戦でSMAPの「らいおんハート」を熱唱。独特の音程で気持ち良さそうに歌い切り「100点だと思います」と自己採点した。以降、ファン感で「東京音頭」やWhiteberryの「夏祭り」を熱唱してつば九郎が気絶するというお約束で盛り上げた。

 ▼西浦コメント
「突然のことで正直、驚いています。スワローズに入団して10年、たくさんの人に支えられて野球をすることができ感謝しかありません。また、いい時も悪い時も応援していただいたファンの皆さまにもとても感謝しています。スワローズを離れる事は寂しい気持ちもありますが、今回のトレードを新たなスタートとして、新天地で活躍することが、皆さんへの恩返しになると思って頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」

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