神奈川の名勝負に松坂大輔氏も感激「素晴らしい試合」 母校・横浜のエース杉山に「先が楽しみ」

[ 2023年7月26日 17:06 ]

第105回全国高校野球選手権神奈川大会決勝   横浜5―6慶応 ( 2023年7月26日    横浜スタジアム )

松坂大輔氏
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 史上初の2度目の3連覇を目指した横浜は慶応に逆転負けを喫し、甲子園出場を逃した。

 5―3で迎えた9回1死二、三塁から杉山が相手3番に逆転3ランを被弾。土壇場で試合をひっくり返されると、その裏、反撃する力は残っておらず悔しい逆転負けとなった。試合後、杉山はがっくりとうなだれ悔し涙が止まらなかった。

 この日は1998年に甲子園春夏連覇を果たしたOB・松坂大輔氏(スポニチ本紙評論家)も観戦した。以下、松坂氏の一問一答。

 ――神奈川の決勝は。
 「素晴らしい試合だったと思いますね。両方、最後まで諦めない姿勢と言いますか、今日見に野球ファンの人たちも素晴らしい試合の雰囲気を作ってくれたと思います。その雰囲気のおかげで選手もいいプレーを出せたんじゃないですかね。本当にいい試合だったと思います」

 ――年夏からエースの杉山君は。
 「最後のホームランも杉山君が一番信頼できるボールだと思うので、そのボールを打たれたことで悔いはないと思います。あの場面で打った渡辺君を褒めるべきです。でも、下級生の時から一番を背負って、他の人には分からないプレッシャーの中で頑張ってきたと思うんですけど、これから先も楽しみなピッチャーですし、この先も僕は楽しみにしています」

 ――杉山の良さ。
 「一番いいボールというより9回にピンチを迎えてですね、結果的にはホームランを打たれてしまったんですけど、一番疲れてくるところでさらにスピードを上げられるところですね。しっかり力を入れるところが分かっているというか、苦しい時にしっかりギアを上げられるというところが、いい部分なんじゃないかなと、僕は今日見ていても思いましたね。苦しいところでギアを上げられるというのはやっぱり大事なポイントになると思うので、これからそれが、最終的にいい結果につなげられるようなピッチャーになってくれることを願っています」

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