興国が逆転勝ちで2年ぶりベスト8進出 喜多隆志監督「守りで次につながる戦いができました」

[ 2023年7月26日 16:44 ]

第105回全国高校野球選手権大阪大会・5回戦   興国5―1大塚 ( 2023年7月26日    シティ信金スタジアム )

6回に適時打を放った興国・矢野
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 興国が逆転勝ちで、準優勝した21年以来2年ぶりの8強進出を決めた。初回に先制こそ許したが、伝統の堅守からリズムをつくり、中盤3イニングで計5得点。4回戦のいちりつ戦に続き2試合連続の無失策で、大塚の反撃を許さなかった。喜多隆志監督はナインを称える。

 「守備にこだわってずっとやってきましたが、次につながる戦いができました。バッテリーも集めてもらったデータをもとに、しっかりと準備をした上での投球をできたと思います」

 二塁・吉村祐輝、遊撃・福原優仁、中堅・白川聡一朗のセンターラインが再三にわたり好守を披露し、1番に入る右翼・平野雄大は攻守両面で貢献した。エース右腕・中田順と捕手・和田礁吾のバッテリーも抜群の安定感。4番で主将の矢野雄大が6回に適時打を放つなど、投打がかみ合っての快勝だった。指揮官は言う。

 「ひるむことなく挑戦者の気持ちで、自分たちから仕掛けていきたい。スタンドとの一体感も力になってくれると思います」

 27日は関大北陽との準々決勝。スタンドで声をからす120人の仲間の思いも背負い、伝統校対決に臨む。

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