球宴ア・リーグ先発投手候補のバルデスが登板回避 本人は希望も、ベイカー監督「リスクを負わせたくない」

[ 2023年7月10日 06:59 ]

アストロズのフラムバー・バルデス(AP)
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 アストロズのエース、フラムバー・バルデス投手(29)が9日(日本時間10日)、オールスターゲームでは投げないと発表された。代役はブルージェイズのクローザー、ジョーダン・ロマノ投手(30)。バルデスは今季7勝6敗、防御率2・51の好成績で球宴のア・リーグの先発投手候補だった。

 8日(同9日)のマリナーズ戦に先発、6回5安打2失点の好投で、登板後は「オールスターで初回に投げたい」と話していた。しかしながらバルデスは足首の痛みで、1度先発を飛ばしており、8日の登板は6月27日以来だった。救援の指揮も取るアストロズのダスティ・ベイカー監督に説得され、登板を諦めている。

 「フラムバーは投げない。2日あけただけで、エキシビションゲームに登板し、リスクを負わせたくない。オールスターは大事だけど、我々のシーズンはもっと重要。オールスターで先発することは名誉だけど、彼ならこの先にまたそういう機会が3、4回巡ってくるだろう」とベイカー監督。

 監督によると、ヤンキースのゲリット・コールも8日に先発したため、球宴では投げない見込み。「フラムバーは不満だとは思う。でも私は時に選手やチームのために難しい決断をしないといけない。彼はケガが癒えて戻って来たばかり。又彼に何かあったら、私は私自身を許せない」と説明している。バルデスはシアトルには行き、オールスターのイベントには参加する予定となっている。

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