巨人　2戦連続1―2連敗でまさかの交流戦V逸　原監督「これを次からの糧、栄養にするということ」

交流戦   巨人1―2楽天 （ 2023年6月18日    東京D ）

＜巨・楽＞8回2死二、三塁、中田（手前）が三ゴロに打ち取られ浮かない表情の原監督（左から2人目）＝撮影・小海途　良幹
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　手が届きかけていた交流戦Vは夢と消えた。巨人は勝てば9年ぶり3度目の優勝が決まる可能性があった一戦で楽天に2試合連続で1―2で惜敗。優勝の可能性も消滅し、原監督は「なかなか一本が出なかった。幸先のいいスタートを切りながら、あと一本がというところ」と悔やんだ。

　初回に岡本和のタイムリーで先制しながら、9安打で1得点止まり。1点をリードしていた6回1死で一塁の中田翔が失策を犯し直後に菅野が逆転2ランを浴びた。中田翔は4、8回と得点圏に走者を置いた場面で回ってきた打席でともに凡退。攻守で精彩を欠いた。

　交流戦は11勝7敗の貯金4で終了。最後は交流戦に入ってから調子が上向いていた打線がつながらず、2連敗でまさかのV逸となったが、リーグ戦再開に向けて手応えはつかんだ。あくまで目標は3年ぶりの覇権奪還。原監督は「最後、一つ取ればというのもあるけど、まだまだ課題を残した。これを次からの糧、栄養にするということ」と前を向いた。（川島　毅洋）