巨人・小林誠司が海外FA権取得「特に何もないです。感想?ないです」今季出場8戦無安打、4年契約最終年

[ 2023年5月10日 16:00 ]

巨人・小林誠司
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 巨人の小林誠司捕手(33)が10日、出場選手登録日数が9年に達し、海外フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。

 小林はこの日、海外FA権の資格取得条件を満たしたことに対して「特に何もないですよ。感想?ないです。ないです」と語った。

 2013年ドラフト1位で巨人に入団した小林は、プロ9年目を迎えたここまで通算754試合に出場し、1974打席1729打数358安打15本塁打142打点359三振で通算打率.207。今季は開幕から32試合を終え9試合の出場にとどまり、8打席7打数ノーヒット、打率.000となっている。

 小林は1989年6月7日生まれ、大阪府出身の33歳。広島・広陵では3年時には野村祐輔(広島)とともにセンバツ8強、夏の甲子園では準優勝に貢献。同志社大では4年秋にMVPに輝いた。社会人の日本生命に2年間在籍し、都市対抗と日本選手権にそれぞれ2度出場。強肩と高い守備力を評価され2013年ドラフト1位で巨人に入団した。

 プロ1年目となる2014年から1軍の出番をつかみ、高橋由伸監督1年目の2016年には129試合に出場し始めて規定打席に到達した。翌17年には第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出され、侍ジャパンの正捕手として全7試合のスタメンマスクを任された。この年にはゴールデン・グラブ賞を初受賞。同い年でエースの菅野智之との「スガコバ」バッテリーでチームをけん引する一人に成長。だが、第3次原辰徳監督政権となる2019年は3捕手併用のチーム方針もあり4年ぶりに92試合の出場にとどまる。2020年は開幕3戦目に死球で左尺骨を骨折し長期離脱。10試合の出場となった。昨季は打撃力で勝る大城が台頭。出場60試合で打率・148と振るわず、控え捕手に甘んじた。

 昨年11月に行われた契約更改では現状維持の年俸1億円(金額は推定)でサイン。4年契約の4年目となる23年シーズンに向けて「チームに貢献できずに悔しい思いがある。来季は相当少ないチャンスかもしれないが、やっている以上はレギュラーを目指して頑張りたい」。また、年始には「やっている以上は負けたくない。少ないチャンスかもしれないですけど、体も元気ですし、どんどんどんどん勝負していきたい」と話していた。1メートル78、86キロ。右投げ右打ち。

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